転職したいなと思った時に退職をしてから転職をし始めるのか、転職先を決めてから退職した方がいいのか悩む方は多いと思います。そして退職するタイミングは状況によります。結論から言うと、転職活動は退職しないで行うべきです!
なぜなら退職してからの転職活動はリスクが高いからです。収入が無くなることで生活費に困ったり、履歴書に空白期間を作ってしまう可能性があり、焦ってご自身が望まない転職結果になる可能性があります。
ただし!もし以下の3つに当てはまる場合は今すぐ退職することを検討するべきです。
・現在の会社で何も成長できない
・転職する明確な目的がある
・転職成功に根拠のある自信がある
今の仕事が本当に辛かったり、心からやりたい仕事がある場合は多少のリスクを冒してでも仕事を辞めて、転職活動に全ての時間を注ぐべきです。ここからは退職しないで転職活動を始める場合と退職してから転職活動を始める場合のメリット・デメリットを詳しく説明していきます。
退職しないで転職活動をする場合
メリット
①精神的に楽
②履歴書に空白期間ができない
③いくらでも時間をかけられる
①精神的に楽
給料をもらい続けながら、転職活動ができるのは大きなメリットの1つです。特に毎月給料が入ってこないと生活が苦しくなるという方は退職しないで転職活動を行うことをおすすめします。
精神的に落ち着いていることは転職活動においてとても大切です。生活費が無くて焦って転職活動をしていたら、面接官に焦りや粗さを見抜かれてしまい不採用になる可能性もあります。自分のペースで落ち着いてできる方が力を発揮しやすい方は働きながら転職活動をすることをおすすめします。焦りは禁物です。
②履歴書に空白期間ができない
仮に仕事を辞めて転職活動をする場合、その転職をしている期間は履歴書上で空白期間になります。これが1ヵ月~2か月程度であれば問題はないですが、仮に転職活動が上手くいかなくて6ヵ月かかってしまった場合、その差分の数か月の空白期間でどんなことをしていたのか面接官に必ず聞かれます。その期間に資格の取得などできていれば良いですが、もし何もない場合転職活動がどんどん難しくなっていきます。
仕事を続けれていれば、この質問はされません。それどころか、「この人は仕事と転職活動の両立が出来る人だ」とプラスの評価になり得ます。追い込まれる方が自分は頑張れる!という方は大丈夫ですが、履歴書に空白期間ができてしまうリスクがあることは知っておきましょう。
③いくらでも時間をかけられる
仕事を続けていれば最低限の生活は維持することが出来ます。もしそれで転職活動が上手くいったら転職すれば良し、ダメだったらまた別の転職先を探して頑張れば良いんです。制限時間が無いので「もう貯金が底をつく」「履歴書の空白期間が長くなる」と言った心配をする必要が一切ありません。なのでその分焦らず自分のペースで転職活動をすることができます。
以上の3つが退職しないで転職活動をする場合のメリットです。
デメリット
①日程調整が難しい
②時間が足りない
①日程調整が難しい
仕事を続けながら転職活動をする場合、苦労するのが時間の確保です。仕事の前や後、休みの日などの空いてる時間で転職活動をする必要があります。特に多くの人が苦労しているのが日程調整です。ほとんどの会社が土日休みで営業しているので、必然的に面接を行うのは平日が多くなります。
仕事があるので平日の日程調整はかなり難しいですよね。昼休みを使ったり、半日有給を使ったりして何とか時間を作る方が多い印象です。仕事を辞めずに転職活動をする大きなデメリットと言えます。
②時間が足りない
①で述べた通り、時間の確保が大きな課題となります。転職活動をするにあたって、資格の取得が求められる場合があります。転職だけでなく資格の取得も求められるとなると更に時間が必要になります。資格と仕事の両立はかなり大変ですし、時間が足らなくなり、途中で仕事を辞めて資格取得と転職活動に集中する選択をする場合も多いです。
以上の2つが退職しないで転職活動をする場合のデメリットです。
ここからは退職してから転職を始める場合のメリット・デメリットについて解説していきます。
退職してから転職を始める場合
メリット
①短期間で一気に転職活動ができる
②自分のペースで時間を使える
①短期間で一気に転職活動ができる
仕事を退職していればほとんどの時間を転職活動に使うことができます。1ヶ月あれば転職活動を終わらせられる猛者もいるでしょう。出来るだけ短期間で転職したい!という方は仕事を退職して転職を始める方がおすすめです。予定は合わせ放題、時間も使い放題、一気に転職活動を終わらせられることができます。
②自分のペースで時間を使える
退職してから転職すればかなり時間を自由に使えます。時間が増える分、転職先をしっかり観察する時間も増えるでしょう。逆に時間が多すぎるとダラダラしてしまうという方は退職しないで転職活動をするべきかもしれません!
以上の2つが退職しないで転職活動をする場合のメリットです。
デメリット
①収入が入ってこない
②ダラダラ過ごしてしまう
③空白期間に何をしていたか聞かれる
①収入が入ってこない
仕事を辞めてから働くまでの収入が無くなってしまうので、貯金や他の収入でもいいですが、転職期間中は生活に困らない程度の現金を持っておくことをおすすめします。収入が0になり、貯金が底を尽きかけているような貧乏な状況は好ましくありません。金欠は人を焦らせ、転職で失敗する原因につながります。金欠で転職活動をすることは結構リスクが高いので、どのくらい現金に余裕があるのかはしっかり把握しておきましょう!
②ダラダラ過ごしてしまう
自由な時間が多すぎるとダラダラしてしてしまう。という方へ!私もそうなんです!!!自分に弱いです。転職中にダラダラ過ごしてブランク期間が長くなってしまうのは致命的な傷になるので、絶対にしないようにしましょう!転職活動中の理想は仕事を探しながらスキルを磨くことです。あなたがダラダラしている間、他の社会人は働いて成長し続けています。
③履歴書の空白期間に何をしていたか聞かれる
転職をする際に仕事を辞めていた場合、仕事を辞めてから今まで何をしていたのか面接官に説明する必要があります。この時に仕事を辞めずに転職活動をしている人と比べてどんなことをしていたのか。それを説明できる成果を用意しておきましょう。資格の取得が一番わかりやすい例ですね。何もしていないな、と思われないように対策していきましょう。
以上の3つが退職しないで転職活動をする場合のデメリットです。
結論
転職をするのは退職する前と退職してから、どっちがいいのかわかっていただけましたか??
もし退職してから転職活動をしたい場合は
・現在の会社で何も成長できない
・転職活動に明確な目的がある
・転職活動の成功に根拠のある自信がある
この3つに当てはまるかどうかが大切です。
退職してから転職することはリスクが付いてくるので、特に理由がなければ仕事を続けながら転職をしましょう。そのリスクを知っておくことがとても大切だと感じたので今回この記事を書かせて頂きました。