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日本で緊急事態宣言が発令されてからもう4か月以上たちました。
この期間中に仕事を失ったり、給付金なしでは会社を経営できないほど追い詰められている方も大勢いる中、実は退職希望者が増えてきているのを知っていますか?
なぜこのような時期に退職を希望する方が増えてきているのか、詳しく解説していきたいと思います。
1.減給
コロナ禍により会社の利益も思わしくなくなってしまい、ボーナスのカットや3給料カットが行われる方が退職を希望されているとのことです。
実際に日本経済新聞の記事によると、愛知、岐阜、三重の3県を中心に活動する同弁護団が4月5日に新型コロナに関する電話の相談窓口を特別に設けたところ、1日間だけで56件の相談が寄せられたそうです。
他にも、医療機関354のうち約35%が看護師らの今年夏のボーナスを昨夏より引き下げるとの報道もありました。
代表的な業界では以下のような業界が挙げられます。
- 飲食業
- 観光業
- アパレル関係
- 医療関係
- イベント業 等々…。
こちらを見て分かるように、テレワークが難しい業界ほど減給されやすいことが分かります。
転職活動が難しい時期ではありますが、会社が潰れてしまうリスクを抱えながら働き続けるより、新しい環境に飛び込んで挑戦する方が英断であると思われます。
2.仕事が忙しくなった
こちらは医療関係の方に特に当てはまるのですが、コロナ禍の影響で仕事が増えてしまった業界からも退職希望者が多く存在します。
医療関係の場合、日々の業務が増えて忙しくなったのにも関わらず、差別や弊害を受けることもあります。
さらに、給料も今まで通り。病院によっては減給されてしまっている所も存在しています。
代表的な例として、東京女子医大の教職員によって結成された労組によると、大学側は経営悪化を理由に、労組に対し賞与ゼロと通知した報道を耳にしたことある人は少なくないでしょう。
その結果、都内の系列病院も含めて全体の約2割に相当する400人の看護師が退職を希望しているそうです。
このように、労働環境の突然の変化により退職を希望されているのです。
3.そもそも辞めたかった
コロナ禍のタイミングをチャンスと思い、会社を辞めたかった方が退職するケースも存在します。
このような理由で退職される方には、勤務先の会社がブラックであったため、そもそも辞めたかったとの意見が多数存在しました。
コロナ禍以前の状態では、会社を辞めたくても辞めさせてくれなかったり、必要以上の残業を行わされていたり、パワハラやセクハラなどがひどいケースも存在していました。
そのような会社で勤務していた方々には、今は絶好のチャンスに感じたのでしょう。
さらに、会社を辞めずともテレワークのおかげでハラスメントの問題件数も格段に減りました。
4.テレワーク
今日、飲食や医療関係等を除く全ての業界でテレワークは主流になってきています。
在宅での勤務を行うことで出社時間も無くなり、時間を有効活用しながら働くことが出来ました。
しかし、このテレワークが原因で退職者が増えているのをご存じでしょうか。
テレワークでの慣れない業務、特に新卒の方には仕事の内容を覚えるのに精一杯なので非常にストレスの溜まる環境になってしまっています。
他にも、オンライン上でのコミュニケーションとなっているため、気軽に質問なども出来なく、仕事が遅れてしまうケースもしばしば…。
また、テレワークに慣れすぎていると、久々に出社する際に気持ちが憂鬱になってしまう方もいらっしゃるそうです。
このように、今までと異なる環境がストレスとなってしまい、退職を希望する方が増えています。
まとめ
今回のコロナ禍での退職希望者増加の理由は以下の4つであることが分かります。
- 給料が減ったり、ボーナスがカットされたため。
- コロナの影響で仕事が増えて休めなくなったため。
- 元々、退職したかったがタイミングが無かったため。
- テレワーク等の環境の変化に対応出来なかったため。
収束の目途が立たないコロナウイルス。先が見えない不安と闘っている方々は大勢いらっしゃいます。
選択肢は1つではありません。自分なりの選択肢を模索しながら日々精進していきましょう!