うつ病で仕事を辞めたい方へ。退職するまでの道筋を紹介!

うつ病 退職するまでの方法

うつ症で仕事を辞めようと思っている皆さん。

  • どうやって退職したら会社に迷惑をかけないで辞めることが出来るか?
  • 本当に会社を辞めてしまっていいのだろうか…。
  • そもそもどうやって会社を辞めたらいいのか分からない…。

そんな悩みを抱えているのではないでしょうか。

今回はうつ症の方でもスムーズに退職出来るまでの流れを紹介していきます!

まさ所長

私まさが分かりやすく紹介していきます!

退職する前にやっておいて欲しい事!

STOP

うつ症で退職する前に、気持ちをリラックスさせることで仕事を辞めずに済む可能性があります。

うつ症で自暴自棄になってしまい正しい判断が下せなくなってしまう方は結構いらっしゃりますので、これから紹介する事のいくつかを実践してみてはいかがでしょうか。

お医者さんに相談

まず自分自身が本当にうつ症なのか。今の会社で働いていくことが厳しい状況なのかお医者さんに相談してみましょう。

お医者さんの診断を受けることで病院から診断書を受け取ることが出来ます。

この診断書は休職や退職後に労災保険を申請する時に必要になります。

労災保険とは・・・

雇用されている立場の人が仕事中や通勤途中に起きた出来事に起因したケガ・病気・障害、あるいは死亡した場合に保険給付を行う制度です。

まさ所長

うつ症だと感じたら、まずはお医者さんに相談しましょう。デメリットなどは一切ございません。

家族に相談してみる

一人で悩みを抱えているかもしれませんが、家族って存在はあなたが思っている以上にあなたのことを分かっています。

あなたが勇気を出して相談してら、家族は真摯になって相談に乗ってくれるでしょう。

また、うつ症による間違った判断も家族に相談することでミスを減らすこともできるので、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

まさ所長

家族はあなたの味方です。

会社の上司や友人に相談してみる

(※こちらはうつ症の原因が会社ではない場合に限ります。)

日頃から仲良くしている会社の友人や上司がいる場合、相談してみるのも手段のひとつです。

会社の人間に相談することで有給を使わせてもらったり、勤務時間の短縮などを行ってくれることがあります。

他にも愚痴を聞いてくれたりすることで、軽度のうつ症の場合は気が楽になることもあります。

うつ症で退職するまでの流れ

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ここからはうつ症の方がスムーズに退職できる流れを紹介していきます。

1.病院で診断する

先程も紹介しましたが、病院で診断をしてもらいうつ症であることを認めてもらう必要があります。

きちんと病院で診断してもらうことで、労災保険以外にも傷心手当など様々な保険を退職後に貰うことが出来ます。

退職届を提出する前に診断してもらいましょう。

2.退職届を提出する

会社により、就業規則の規定はバラバラなので確認できる気力がある場合はしておきましょう。

退職したい日から2週間前~1ヶ月のところがほとんどです。

また、上司や会社が原因でうつ症になっている方は、一対一になる話し合いを避けたい旨をあらかじめ伝えておきましょう。

会社よっては、業務の引継ぎや有給休暇の消化スケジュールなどについて聞かれると思いますが、基本的には退職届を提出して受理された時点で退職が確定します。

あまり無理しないでくださいね。

3.有休を消費して、社会保険の手続きの準備を行う

退職するまでの時間の間に、残っている有休を全て利用して社会保険の手続きの準備を行っていきましょう!

会社によっては人事の方が親切に手続きの流れを教えてくれたりするのですが、全ての会社がそうとは言えません。

うつ症であり厳しいかもしれませんが、自身の力である程度調べておいて準備する必要があります。

こちらの記事に失業保険に関する記事が掲載されているので是非参考にしてみてください!

失業保険はいつまでに申請すればいい?延長・遡ることは可能?

4.離職票の交付の依頼

最後に「離職票の交付の依頼」を忘れず行いましょう。

離職票とは…

雇用保険の失業給付(基本手当)を受給する際に必要な書類となっております。

退職者の求めに応じて、お勤め先がハローワークの所定書式に則って、作成・交付していただきます。

退職してから10日前後までに、交付される離職票を持って、お客様自身の住んでいる地域のハローワークにて手続きを進めると、失業給付が受給されます。

(※)受給対象者は勤務期間などいくつか条件を満たしている方しかもらえないので、あらかじめハローワークに問い合わせて確認しておくのがよいでしょう。

退社するときは会社都合?自己都合?

保険金をもらう際、会社都合退社か自己都合退社か聞かれる場合があります。

まさ所長

そもそも会社都合退社って何?ってお悩みの方は以下の記事を読んでみてください!

基本的にうつ症等の私的理由の病気が原因の際は、「自己都合退社」となります。

ただし、会社のハラスメントによるうつ病が決め手となった場合など、勤務先に原因がある場合は、「会社都合退社」とするのが一般的です。

自分がどっちに属するのか悩む場合は、就労支援機関などに相談するとよいでしょう。

また、人事担当者に事情を伝えて相談するのもひとつの手段です。

退職代行もおすすめ

conclusion

うつ症で会社を辞めたいって思った際は、まずお医者さんや親族や友人に相談してみてください。

その結果辞める判断に至ったら、上記で紹介したような手順をきちんと踏んで退職してみてください!

絶対にしてはいけないことは、無理をすることと責任感を抱くことです。

精神的につらいと感じている場合は、周りではなく自分最優先で行動していきましょう。

そして、うつ症が解消されてから、自分のことを助けてくれた人に恩返しをしてあげてはいかがでしょうか?

おまけ:うつ度をチェック!「うつ病自己評価尺度(Beck Depression Inventory BDI)」

いきなり病院に行くのが怖いという方に、BDIをご紹介します。

BDIとは、抑うつの程度を測る自己評価尺度として、精神科医であるアーロン・ベックが作成したものです。

これだけでうつ病かどうかの診断ができるわけではありませんが、ひとつの目安として広く用いられています。

心を落ち着かせた状態で、紙とペンを用意して、項目1から回答した数字だけ順にメモしておきましょう。

(例:項目1であれば0、項目2は1、というように)

 

…準備はできましたでしょうか?では早速選んでいきましょう。

全21項目あります。それぞれの項目で、今日を含む2 週間の自分の気持ちに最も当てはまるものを一つ選んでください。

BDI  1~10項目

■1
0.  悲しい感じはしない

1.  悲しい感じがする

2.  いつも悲しく感じて、追い払えない

3.  耐えられないほど悲しくて、不幸である

 

■2

0.  将来をとくに悲観するようなことはない

1.  将来を悲観してしまう

2.  将来に何の期待もないように感じる

3.  将来は絶望的で、良くなることはないと感じる

 

■3

0.  自分が失敗者だとは思わない

1.  私は他の人よりも失敗してきたと思う

2.  これまで失敗の連続だったと思う

3.  私は人間としてまったくの失敗者だと思う

 

■4

0.  これまでと同じように満足感を感じる

1.  以前のようにものごとを楽しむことができない

2.  本当に満足できるようなことはなくなった

3.  何もかも不満足で、うんざりする

 

■5

0 とくに罪悪感を感じるようなことはない

1 罪悪感を感じることが多い

2 ほとんどの時間、罪悪感に悩まされる

3 いつも罪悪感を抱いている

 

■6

0.  自分がなにかの罰を受けているとは思わない

1.  自分は罰を受けるかもしれないと思う

2.  自分は罰を受けるにちがいないと思う

3.  自分は、今、罰を受けていると思う

 

■7

0.  自分に失望してはいない

1.  自分に失望している

2.  自分にうんざりする

3.  自分を憎んでいる

 

■8

0.  自分が他の人より劣っているとは思わない

1.  自分の弱さやあやまちに対し批判的である

2.  自分の欠点をいつも責めている

3.  何か悪いことが起こると,いつも自分のせいだと自らを責める

 

■9

0.  自殺を考えるようなことはない

1.  死にたいと思うことはあるが、実行することはないだろう

2.  自殺したいと思う

3.  もし機会があったら自殺するだろう

 

■10

0.  いつもより泣きやすくなったとは思わない

1.  以前とくらべ泣いてしまうことが多い

2.  いつも泣いてばかりいる

3.  以前は泣くことができたが,今はそうしたくてもできない

BDI  11~21項目

■11

0.  これまで以上にイライラするようなことはない

1.  以前とくらべイライラすることが少し増えた

2.  かなりの時間、イライラした気分である

3.  たえずイライラしている

 

■12

0.  他の人に対する関心を失ってはいない

1.  以前とくらべ他の人に関心を持たなくなった

2.  他の人に対してほとんど関心がなくなった

3.  他の人に対してまったく関心がわかない

 

■13

0.  これまでと同じようにものごとを判断できる

1.  以前とくらべ判断を先送りするようになった

2.  なにかにつけて決めることがとても難しい

3.  まったく何も決めることができない

 

■14

0.  特に自分の魅力がおとろえたとは思わない

1.  老けて見えるのでないか,魅力がないのではないかと心配である

2.  もう自分の容姿は変わってしまい、魅力がなくなったように感じる

3.  自分は醜いにちがいないと思う

 

■15

0.  だいたいこれまでと同じように働ける

1.  何かやり始めるのにかなり努力がいる

2.  何をやるのにも相当な努力がいる

3.  何できなくなってしまった

 

■16

0.  いつもどおりよく眠れる

1.  以前とくらべよく眠れない

2.  いつもより1〜2時間早く目が覚め,再び寝つくのが難しい

3.  いつもより数時間も早く目が覚め,再び寝つくことができない

 

■17

0.  いつもより疲れた感じはない

1.  これまでより疲れやすくなった

2.  何をやってもすぐ疲れる

3.  疲れてしまって何もできない

 

■18

0.  いつもどおり食欲はある

1.  以前とくらべ食欲がない

2.  食欲がかなり落ちている

3.  まったく食欲がない

 

■19

0.  最近、とくにやせたということはない

1.  最近2kg以上やせた

2.  最近4kg以上やせた

3.  最近6kg以上やせた

 

■20

0.  体の調子が特に気になることはない

1.  痛み、胃の不快感、便秘などの体の調子が気になる

2.  体の調子が気になって、他のことを考えるのが難しい

3.  体の調子ばかり心配し,他のことはまったく考えられない

 

■21

0.  性に対する関心はこれまでと変わりない

1.  以前とくらべ性欲が低下した

2.  性欲がほとんどない

3.  性欲がまったくない

回答できましたか?

メモした先頭の数字は各点数となっており、項目1~21まで回答した数字を足してみましょう。以下が点数順による解説です。

点数

0 ~ 10   :この程度の落ち込みは正常範囲です。ただの憂うつな状態です。

11 ~ 16 :ノイローゼ気味です。軽いうつ状態です。

17 ~ 20 :臨床的な意味でのうつ状態との境界です。専門家の治療が必要です。

21 ~ 30 :中程度のうつ状態です。専門家の治療が必要です。

31 ~ 40 :重いうつ状態です。専門家の治療が必要です。

40 以上  :極度のうつ状態です。専門家の治療が必要です。

(※先程も説明しましたが、これらのデータはあくまで参考程度にしてみて下さい!)